被災

台風2号に影響された梅雨前線の活発化で、東海地方も各地で大雨の被害が出ました。被災された方にはお見舞い申し上げます。岡崎市内でも河川の氾濫等の被害が出ており、矢作川と乙川に挟まれた岡崎滑空場もその影響を受けました。

 

水位計やライブカメラを見て、格納庫の確認に中村会長が来た時点では滑走路は既に水没。ですが格納庫はまだ大丈夫という事で、近隣にいたクラブ員、神戸さん、鈴木(辰)さん、トマーシュさん、古谷さんに駆けつけて頂き、取り急ぎグライダーの退避。

 

トレーラーに搭載している機体3機は堤防上に避難完了。その際にはその場にいらした地元の方にも助けて頂きました。危険が迫る中での作業を助けて頂き、本当にありがとうございました。

 

トレーラーの無い残り2機はチェーンブロックで格納庫内で吊り上げて、浸水を避けるようにしましたが、その頃から乙川の水位が急上昇。格納庫内もあっという間に床上浸水。身の安全を最優先にして避難しました。

 

なんとか機体の吊り上げだけはできましたが、ウインチやピストカー、機材車等は間に合わず、岡崎滑空場、2000年の東海豪雨以来23年振りの水没となってしまいました。

 

翌日には格納庫、滑走路共に水は引いたので、朝から大勢のクラブ員が集合。被害状況の確認と復旧作業の開始です。

 

格納庫内水に浸かった物を外に出し、この際だからと要不要をきっちり分けて、被災ごみの処分。

 

心配だった各種車両ですが、1台が完全水没で動けない以外はエンジンも掛かり、走行可能。

 

グライダーを離陸させるウインチ本体もも濡れた箇所は見当たらなく、正常に動作できる様子で、一同一安心。グライダー、ウインチ、車両とフライトの核になる部材が大丈夫そうな事で、これからの見通しも明るくなったように思います。

 

土日の二日間を使って、建物内に溜まった砂を掻き出しつつ、清掃をして格納庫は何とか元通り。滑走路の状況確認も兼ねた草刈り作業も並行したので、とりあえず次回活動時からはフライト再開出来そうという、我ながら驚異的な復旧能力。作業に参加された皆さん、お疲れ様でした。フライトを再開する事で被災対応が必要な箇所も改めて出てくるでしょうから、気を付けながら一日も早くいつものフライトができるように、皆で頑張りましょう!

 

(渡)