秋の飛騨合宿、第3週【前編】
中航連秋季合宿も3週目。皆勤賞参加の竹腰さん、中村教官、私(ナベ)の3名が参加。初日の8日は天候もフライトできる時間帯は大丈夫そうな予報に期待して飛騨エアパークに到着するも・・・雨。上空に掛かる大きな虹に天気の早い回復を願いつつ準備を開始。機体は組み上げて、雨の上がるのを待つことにしました。
お昼頃になると雨も上がり、曳航機から離脱可能な高さの雲も晴れたので、いよいよフライト開始。今週は異常姿勢回避講習会(EMFT/Emergency Maneuver Flight Training)を実施。重大事故に繋がる異常な飛び方を未然に防ぐと同時に万が一に備えての回避・回復訓練を座学・実技双方で行い、安全なフライトができるようにという主旨。グライダー界の第一人者、櫻井玲子教官を講師にお迎えして毎年行う大事な講習です。
岡崎からは竹腰さんが受講。雨待機の間に頭から煙が出そうになるまでギッチギチに座学講習を受けた受講生の皆さんも次々に実技訓練に飛んで行きます。
その他の合宿参加メンバーは岐阜のYD、岡崎のCDと2機のデュオ・ディスカスにそれぞれ搭乗。私も中村教官に同乗して頂き、事実上初の飛行機曳航訓練に出発。飛行場近くの限られた場所にできた上昇気流に乗って1時間半弱の飛騨の空でのフライト。
途中同じ上昇帯にYDと一緒に入り、暫しダンスを楽しんで来ました。
活動も終盤になると日も射すようになり、本日最終機のTwinIIがEMFTを終えて着陸。受講メンバーは失速やスピンからの回復訓練でグルングルン回されながらも経験値をしっかりと上げられたようです。
夜はいつもの御宿、四反田さんへ。美味しいお食事と温泉でフライトの疲れを癒し、明日も飛べる天気だといいねぇと期待しつつ、消灯とほぼ同時にいびきがぐぉぉぉ・・・。
(渡)