春の疾風の中

天気が短い周期で変わる春らしいこの時期。滑空場のある矢作川河川敷には朝から強めの風。そんな風のある春は滞空できる条件も出るという事で、愛知・岐阜・静岡の中航連三支部からメンバーが大集合となり、フライト開始となりました。

 

いつもならこれだけ人数が多いとグライダーも全5機を組んでとなるのですが、今日はいつもと違い、安全にフライトする為の講習がメイン。練習生は勿論、ライセンシーも教官同乗の複座機に搭乗して、きちんと操縦ができているか、特にこの時期特有の強い横風に対応した離着陸ができるかを重点的にチェック。足りていない部分を指摘してもらい、再度フライトをこれからしばらくの期間繰り返す事になります。

 

今日はその初日なのですが、重要テーマの風がなかなか強烈。この風に対応するための訓練なのですが、ちょっと高めの難易度に皆少々苦戦。さすがにベテランライセンシー勢は合格となりましたが、他のメンバーは次週も訓練継続となっています。

 

さて、そんな訓練をしながらのフライトですが、やはり滞空の好条件はそこそこ出ていた模様。強めの風のせいで、はじめの一歩の気流を掴むのに一苦労ですが、後は強いプラスに乗っかり岡崎市上空を空中散歩。満開の葵桜を空からお花見したり、空域の再上限4,500フィート近くまで登り切るフライトもあったようです。

 

途中曳航索の点検も入れつつ、風の様子を見ながらの活動になりましたが、風神様も荒ぶる事なく、最終時限の16時半まで全21フライトを楽しむ事ができました。

 

またフライト後には昨シーズンの滞空チャンピオン、竹腰さんに中村会長から搭乗無料券の記念品の贈呈。おめでとうございます~~~!!22シーズンは既に開幕していますので、皆さん好成績目指しつつ、安全にフライトを楽しみましょう。

 

(渡)