風に散らされ雲に塞がれ・・・

前日土曜日は雨。その後の予想天気図を見てもこりゃ風が強く吹いて途中で撤収になるかもと思いながらも、トランスミッションの整備をしたウインチの曳航テストもしなければというコトで準備。結局グライダーも5機全てを出してフライト開始となりました。

 

いざ飛び始めるとやはり吹いてくる風はそこそこの強さで離着陸は流されないよう慎重に。上空も雲が広がってしまい上昇気流も全く期待できず、ほとんどのフライトが10分未満のバッタ飛び。せっかく出した高性能の単座機もベテランパイロットの腕もどうにもならない状態が続きます。

 

ですが飛行時間が短い分搭乗順が回って来るのも早いので、多くのメンバーが2巡目のフライトに出られました。特に練習を始めたばかりの方々はこれから厳しくなる冬の風に対応した練習ができた分、収穫の多い一日になったのではないでしょうか。

 

また、岐阜支部から応援に来てくださっている横井教官がクラブの最上級機LS6に初搭乗!おめでとうございます~!!

 

午後の時間もだいぶ回った15時頃、ようやく日差しが戻って来た頃に本日最終フライトで飛んだ私、後席の中村教官のサポート(というかほとんど教官のおかげ)で小さな上昇気流にしがみついてこの日最長の27分。まだまだ風が吹いて気流を散らしてしまうせいか高度も1,500フィートで頭打ちではありましたけれど、少しずつ紅葉が色づき始めた岡崎公園や黄砂に霞んだ夕方の景観を楽しむ事ができました。

 

・・・ですが、本当に久しぶりの複座機の操縦感覚や北向き滑走路での飛行経路などで四苦八苦。ポンコツパイロット丸出しとなりまして、来週受審する操縦技能審査がチョイと不安になりましたが、勉強やイメトレを最後までして頑張ろうと思います・・・。

 

(渡)